吠えないのか?!

最近読んだ本。

ベルカ、吠えないのか? ベルカ、吠えないのか?

著者:古川 日出男
販売元:文藝春秋
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表紙がとても印象的です。私が買ったのは文庫本のほうですが、こっちもこんな犬が吠えている表紙です。

「20世紀は戦争の世紀であり、軍用犬の世紀である」というのがこの作品の主軸であって、第2次大戦からソビエトが崩壊した1991年まで続く時代に、人間に翻弄された犬たちを描いた壮大な叙事詩です。

分かりやすく言えば「犬が主人公の歴史物」です。表紙の犬の姿に興味を持った人なら、ぜひ読むべきだとオススメします。
戦争の世紀のさまざまな人類の出来事の中に、犬たちが関わっています。厳しい環境の中生き抜いて、自分たちの血統を残すために必死になる犬たち。人間に忠誠を誓い、命を張る姿は感動的です。

ソビエト(ロシア)を中心にアメリカ、日本も舞台となっていて歴史エンタテインメントとしても楽しめます。

絶賛してしまいましたが、とても面白い作品です。

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償い

最近よんだ本です。

償い (幻冬舎文庫) Book 償い (幻冬舎文庫)

著者:矢口 敦子
販売元:幻冬舎
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最近読む本は比較的“帯買い”が多いです。「○○氏、絶賛!」とか著名人の感想が書いてあるのを読んで、つい手に取ってしまいます。

ちなみに児玉清さんが薦める本とかあれば、私の中ではかなり心を惹かれます。児玉さんは相当の“本の虫”ということなので。

また最近だと「本屋大賞」なるものもあって、本屋さんが薦める本も注目しています。今のところ、ハズレはない!

この「償い」の帯にも「全国の書店から絶賛の声続々。」と書いてあって、大手有名書店のコメントに心惹かれて買い求めました。

元医者というホームレスが学生の頃に命を救った子供と十数年ぶりに出会う。一方でその街で立て続けに起こる殺人事件の捜査に依頼を受けて手伝うことになるが、捜査が進むにつれ、その子供が犯人ではないかと疑い始める、というお話です。

学生時代に助けた子供が犯人だとすれば、自分はあの時子供を助けるべきではなかったのではないか?と猜疑心にさいなまれていく主人公。彼はホームレスへと堕ちていった事情と相まって、苦しんでいきます。

心理描写がとても丁寧で奥深いです。解説にもあったけど、本を読み終わって真相が分かった上で新しい視点で読み直したいと思わせるミステリー作です。

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チーム・バチスタの栄光

後回しにして、読めていなかった本です。

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

著者:海堂 尊
販売元:宝島社
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とてもテンポがよくて面白かったです!決して長い話ではないので、その気になれば1日でぜんぜん読めてしまえますね。

仕事の休憩時間とかに少しずつ読み進めたけど、続きが気になって仕方なかったです。

エンターテインメント性が強くて、観てないけれども、映画化されたのもうなずけます。

A.i(オートプシー・イメージング)というキーワードが出てきたけど、ちょうどNHKでそれを取り上げた番組を観ていて、読んでいてスムーズに頭に入ってきました。たぶんNHKで取り上げられたきっかけは、この作品の影響なのかも。

これを読んでいて思い出したのは、「千里眼」シリーズ。最初の頃の1,2冊を読んだだけだけど、あれもエンターテインメント性が強い。最近はいろいろな「千里眼」作品が本屋に並んでますね。

さぁ、次は何読もう。

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こんなのがはやってます。。

東京ではやっているものって、ほとんどがテレビを通じて紹介されるから日本全国に知れ渡って全国的に流行するものだけど、地方の流行ってなかなかその地方の外には伝わらない。

そんなわけで、地元で話題になった本を紹介。

長崎に来ちゃった! 関東女のビックリ移住体験 のざわのりこ著

関東出身の著者が、結婚して亭主の故郷長崎に移り住んで驚いたことを綴ったコミックエッセイです。

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その日のまえに

『その日のまえに』 重松清著 文藝春秋刊

短編集だけど、すべての作品がつながってるんだね。連作というやつです。

個人的には「ヒア・カムズ・ザ・サン」が最高によかったです。泣けてきて一気に読み進めてしまった。。

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日本映画業界

Invitation 2006年1月号 ぴあ発行

特集「日本映画は、バブルなのか?」

今月号も日本映画特集。いろんな記事が並んでるが、特に斉藤守彦氏の「数字で見る2005日本映画」の記事は大変興味深い。単なる興行収入ランキングの羅列にとどまるようなそんじょそこらの記事とは違い、昨今の日本の映画業界の興隆を興行収入のデータを基に裏づけ。一方で現場から聞こえてくる「日本映画バブル」について昔と変わらない現場サイドの現状と、収益第一のビジネスとしての日本映画の今を分析して問題提起をしている。

こんな記事はあまり読んだことがないし、映画の観客からは知られていない部分なだけに、一映画観客の私はすごーく面白く読ませていただいた。

もっと現場の制作者の人たちの待遇が改善され、もっと評価されないといけないのだなと共感しました。

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